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刺し子 手仕事

 針を持ち一旦手元に集中すると、時を忘れ、日々の雑念、邪念が拭い去られるような気がして、私は刺し子を続けています。
 大変未熟ではありますが、下記に自作の花ふきんをご紹介しています。
 こちらでご紹介したふきんの多くにオリムパスの旧商品40mかせの太めの刺し子糸を使っていましたが、現在販売されている、オリムパスの20mかせの刺し子糸は糸が細いものに規格変更されています。

模様刺し

一目刺し|遊佐刺し子・庄内刺し子

刺し子の基本

 刺し子の基本的な方法は、各地域でも少しずつ異なるようです。また、刺し子の本を読みましても、基本の部分が少しずつ違っていたりするので、ご自身の刺しやすい方法に変えて、ご自身のペースで行うのが良いのかもしれません。
2枚のさらしをしつけ縫いしてから刺します。
 ふきんを縫う場合、はじめにしつけ糸(上の写真では見えやすいよう緑の手縫い糸を使用しています)で十字にしつけ縫いしておくと、2枚のさらしがずれず刺しやすいです。この後に額縁(ふきんの縁を一周)、模様の順に刺します。しつけ糸は、模様を刺した後に取ります。
 また、刺し子をきれいに仕上げるために、糸のしごきをしっかりとすることと、布の厚さに糸と針目を合わせることが大切のようです。薄い布には細めの糸で小さな針目で、厚い布には太めの糸で大きめの針目で刺すのが良いようです。またふきんを刺す際は、一日に全部刺すよりも、ある程度刺したら布を一日休ませると、布の縮みが元に戻るということがあるようです。
 オリムパスのサイトに刺し子の基本が載っていましたので、参考になさってください。
オリムパス 手作りの基本-刺し子の基本

製図

製図

 私自身はコンパスや定規で方眼紙(工作用紙)に製図し、製図した図案をさらしの下に敷いて、消える水性チャコペンや布用ペンシルで書き写しています。布用ペンシルはクロバーのシルバーを使っています。色が薄いので、白いさらしに描くと見えにくいですが、刺し終えた後、印が目立たないので、プレゼント用にふきんを作る場合はこれを使っています。
 複雑な模様の場合は、本から図案をコピーして使用しています。
 他に、転写シートを使い布にうつす方法と、直接、布に方眼を書き入れ、型紙を使うなどして製図する方法があります。
 七宝、分銅などは茶筒のような円形の物を使ってチャコペンで図を書いたり、籠目のように簡単な模様は定規とヘラで印をつけて布に直接、あとをつけても良いと思います。
 一目刺しは、模様は書き込まず、さらしに縦横の方眼を書き入れ、方眼を目安に刺しています。

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