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秋田刺し子

 文献が少ないのですが、秋田県内には秋田刺し子と呼ばれ、主に佐竹藩の武家や大店の商家の女性たちが刺してきたものがあるそうです。
 秋田の刺し子は昔から色鮮やかな細い絹糸や綿糸一本で刺されることが多く、繊細な仕上がりになるのがその特徴です。
[参考文献] 続・遊佐刺し子に遊ぶ

 由利本庄市には本庄刺し子としてその地に伝え続け、伝統を守るための活動をなさっている刺し子サークルも多数あるようです。中でも歴史が古いのは、昭和20年頃から旧本荘市石沢地区の刺し子の好きな女性同士が集まり結成されたという本庄刺し子会の皆様です。
 また、刺し子の本を多数出版なさっている故 吉田英子さんも秋田県旧本庄市(現 由利本庄市)のご出身です。現在、吉田さんの技法を受け継いだ方々が麻ノ葉会として活動なさっています。

 秋田県では、秋田県民芸協会理事を務めておられる近藤陽絽子さんが『嫁入り道具の花ふきん』『嫁入り道具の花ふきん教室』を出版なさっています。近藤さんは30代で花ふきんに魅せられ、これまで千種以上の模様を考案されてきたとのことです。

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