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その他

刺し子 梅

 他に好きな柄や絵をフリーハンドで描き、それをぐし縫いで刺していくというものもあり、個性が表れ味があります。刺し子の書籍でもたくさんの方が個性あふれる創作模様を刺されていて、目にする度にわくわくします。
 伝統的な柄では、熨斗、牡丹、菊、桜、梅、なでしこ、桔梗、竹、楓(かえで)などがあります。どれも、古来より染織物に使われてきた柄です。
 個人的には梅や桜のほかに蓮華のモチーフが好きです。
 季節のモチーフや家紋など独創的な図柄で工夫を凝らしたり、また、吉田英子氏の著書には「お子様の描いた絵をそのまま刺し子にする」という親子共同合作のすてきな提案もありました。

 私のお気に入りは金沢京子さんの創作刺し子です。金沢さんの個性的な作品は刺し子に対する固定概念を取り払い、自由気ままに刺し子を楽しむことを教えてくれるようです。中でも、ごはんのランチョンマット(『和布で遊ぶほのぼの手芸』に掲載)では、今にも湯気が出そうな、ほんわかとお茶碗に盛ったご飯を刺し子で表現しています。ふっくらとした白糸の針目がまるで本物のご飯粒のようです。また、著書の『日々の暮らしに 刺し子の小物』では、お花や鳥、数字など刺しやすい小さなモチーフ、ごはん、お豆腐のみそ汁、焼き魚のモチーフ、小鉢、お新香が刺されたタペストリーが掲載されており、なんとも言えない味わいがあります。金沢さん独特の和やかな世界に癒されます。

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