一目刺し|一針刺し
一目刺し(一針刺し、地刺し)は基本的に方眼のマス目を針目一目として刺します。一定の針目で縦、横、斜めの直線かつ一方向に刺すのがその特徴です。
布の裏に表とは異なる模様が浮かび上がることもあります。
布地に方眼線を書いて、方眼を目安に刺すのが一般的のようです。(刺し子用に方眼の目が印刷された布も販売されています)熟練された方は、印をつけないで、刺すようです。
また、一目刺しのいくつかの模様には亀甲花刺し、十字亀甲、網刺しに見られるような針目に糸を通すくぐり刺し(通し刺し)も用いられています。これは、米沢の上杉花雑巾由来の技法と言われています。
くぐり刺しの中でも、銀座亜紀枝さんの創作模様あじさい刺しが人気です。著作権のため、掲載された本は数少ないとは思いますが、下記書籍にあじさい刺しが掲載されていますのでよろしければ参考になさってください。
- 刺し子の技法/銀座亜紀枝
- 暮らしに生きる刺し子―鈴木満子コレクションから
- 刺し子の雑貨/小野崎秀子
- 和布で楽しむ花さしこ/小野崎秀子
- モダン刺し子集/吉田英子
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